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リンパ節炎に似た重大な病気で気をつける3つのポイント [リンパ節炎に似た病気]

リンパ節が腫れていて、リンパ節炎だと思っていたら、
もっと重大な病気だったら・・・・。

怖いですよね。

しかし、そんな怖いことが実際にあります。


 

わたしがその病気を知ったのは、偶然あるサイトを見たことでした。
息子が伝染性単核球症になり、聞いたことのない名前の病気だったので、
お医者さんの説明以外にも自分で調べていたときです。

それは、ある人の娘さんの治療の記録だったのですが、
印象的だったのは、治療を1週間以内に開始しなければ、

心臓に後遺症が残る可能性が高い

ということでした。

病名は『川崎病』 です。
初めて名前を聞く人も少なくないと思いますが、
川崎病は40数年前に初めて見つかった比較的新しい病気です。
この病名は海外でも同じで、川崎さんという人が発見したからつけられたようです。

罹るのは、4歳以下がもっとも多くなっていますが、
それ以外の年齢の子供も、全く罹らないわけではありません。

 

なんで、リンパ節炎と川崎病に関係が?と思うかもしれませんが、
発熱とリンパ節が腫れる症状が同じなんです。
でも、これだけならほかの病気も同じ症状がありますよね。

しかし、川崎病の場合、発病してから2~3日は頸部リンパ節の腫れと、
発熱くらいしか目立った症状がありません。

もし、この時点でリンパ節炎や風邪だと診断されてしまうと、
それだけ治療が遅れることになります。

 

だいたい、よほど症状が重くなければ、お薬の処方って5~7日くらいです。
普段であれば、もう少し様子をみようというのもアリですが、
もし、川崎病だった場合の様子見は致命的です。

治療開始が7日以内で、9日までには症状が落ち着いていることが望ましいんです。

その期間を過ぎても治ることは治りますが、先ほども言った通り、
心臓に後遺症が残り、心筋梗塞が起こりやすくなります。
場合によっては、心臓の手術も必要になってくるでしょう。

 


どうやって見分ける?川崎病

 

そこで、どうしたらリンパ節炎や風邪と川崎病を見分けることができるか?ですが、
実は、治療を開始したい7日間までに、ハッキリと川崎病だと診断できるのは、
ベテランのお医者さんでも難しい場合があるといいます。

症状がいっぺんに出てくれれば良いのですが、
中には川崎病特有の症状が、しばらくしないと出ないこともあるんです。

川崎病の症状は

1 38度以上の発熱
2 体が赤くなる
3 機嫌が悪い 

この3つに気をつけて様子を見てみてください。

 

38度以上の発熱が数日続けば、たとえ風邪だったとしても、
子供の体力などを考えて再受診するかと思いますが、
1日のうちにいったんは下がって、また38度台になることもあります。

体が赤くなるというのは、川崎病は血管に炎症を起こすため、
体中が赤くなるそうです。
しかし、全体的に真っ赤になることもあれば、発疹のように出て消えたり、
手足が赤く腫れあがる場合もあって、個人差があるようなんです。

一番わかりやすいのは、目の充血といちご舌と呼ばれる舌の充血です。

そして、最後の機嫌が悪いというのは、具合が悪いんだから当たり前では?
と、思いますよね。
言われてみればそうなんですが、いつもの具合が悪いとき以上に不機嫌なようです。 

 



親であるわたしたちの多くは、医者でも看護師でもありませんが、
我が子を近くで見ていて、小さな変化にも気づくことができます。
そして、個人的には母親のカンも信じてます(笑)

 

なので、もし、いつもと違う、おかしいなと思ったら、
早めに病院を受診、または再受診してくださいね。 

 

【関連記事】 

➜ リンパ節炎に似てる病気~伝染性単核球症はコチラ

➜化膿性リンパ節炎とウイルス性リンパ節炎はコチラ 

➜細菌性・結核性・亜急性壊死性リンパ節炎はコチラ 

 

 


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リンパ節炎って何科になるの?腫れるのって首だけ? [リンパ節炎の症状]

リンパ節炎で腫れる場所と聞いて、一番最初に思い浮かべるのは、
首のリンパ節という人が多いかもしれません。
うちの息子も友人も、リンパ節炎になった場所は首でした。?

しかし、リンパ節は首以外にも脇の下やあご、足の付け根にもありますから、
必ずしも、首のリンパだけがリンパ節炎になるとは限りません。?
これは、大人も子供も同じことが言えます。

 


病院は何科?かかりつけがない場合


 

リンパ節が腫れているのを見つけても、よほど痛みや発熱がない限り、
2~3日は様子を見る人が多いのではないでしょうか?

子供の場合は、すぐ病院に連れていくこともありますが、
大人になると仕事が 忙しいとか、面倒くさいとか、
いろいろな理由で、病院に行くのを後回しにする人もいるでしょう。

2~3日だけならまだ良いですが、あまり痛くなく、
そこまで腫れが酷くない場合でも、必ず病院は受診するようにしましょう。

 

リンパ節炎であれば種類によっては、ほっておいても完治するものもありますが、
似たような別の病気の場合、もっと早く病院に行っていれば・・・・と、
後悔することになるかもしれないからです。

それに、細菌性リンパ節炎の場合、化膿性リンパ節炎になってしまうと、
完治までに時間がかかりますし、ウイルス性リンパ節炎の場合は、
うちの息子のように伝染性単核球症になってしまう恐れもあります。

しかし、普段、健康な大人だとかかりつけの病院を持っていないこともあります。
その場合、とりあえずは内科、もしくは耳鼻咽喉科を受診してください。
仮に専門外だったとしても、そこから違う病院を紹介してもらえます。

そして、あまり病院に行かない人は気にしたことがないかもしれませんが、
心配だからと言って、紹介状ナシにいきなり総合病院を受診すると、
初診料や診察料以外にお金がかかってしまいます!

 

それは「選定療養費」といって、私の知ってる限り、
全ての総合病院に設定されている料金です。

価格は病院によって異なりますが、だいたい3000~4000円が多いようです。

 

また、総合病院は緊急性がある場合を除き、紹介状があっても、
初診の場合は予約がありませんから、
かなりの間、待たされることを覚悟しなければなりません。

実際、予約があっても予約時間に診察できることは稀ですからね。?

子供なら、かかりつけの病院がないという方が珍しいですが、
なければ、近くの小児科を最初に受診しましょう。?

 

 



あまり心配し過ぎて、何でも病院に行くのも考えものですが、
自分自身の健康を過信してもいけません。

 

実際、リンパ節炎ではありませんが、
私自身、風邪だと思っていたのが重大な病気だったことがあります。
病名が判明するまで、発病してから1か月も無駄に過ごしてしまい、
完治するのに約1年かかりました。

そこから得た教訓は

1週間経っても病状が良くなっていかないなら病院を変える

です。

子供の場合は1週間待つと大変なことになるかもしれませんから、
もっと早く、転院などの次の手を考えてあげてくださいね。?

 

【関連記事】

[→]リンパ節炎にも種類があります!症状・治療について①はコチラ

[→]リンパ節炎にも種類があります!症状・治療について②はコチラ

[→]リンパ節炎から単核球症に!臓器にも影響あり?はコチラ

 

 


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リンパ節炎なの?~4歳息子の病院受診から単核球症まで [リンパ節炎体験記]

体験記、前回の続きになります。

前回の記事 ➜リンパ節炎の前触れ・発症~4歳 息子の体調不良はコチラ 

 




5割ほどはおたふくだろうと思っていた、息子のリンパ節の腫れ。
おたふく痛がるだろうなー。早く予防接種しておけば良かったなー。
と、病院に行く前は思っていました。

息子が赤ちゃんの頃からお世話になっている病院には、
ベテランで物腰の柔らかい女の先生が診察してくれます。

 

病院自体は古い建物で、新しくできた小児科のように、
プレイスペースやおもちゃはありませんが、 
余計な検査はせず、薬も必要最低限、子供が痛がることは、
必要でなければしないという先生です。

いろいろな薬をたくさん出して、ことあるごとに検査をする病院より、
個人的には気に入っています。
必要か必要じゃないかをきちんと見極められるのは、経験値が高いからなんでしょうね。

 

いつもは、高熱を出していても、ゲロゲロになっていても、
穏やかな表情で診察してくれる先生ですが、

「リンパが腫れてるんです」

という私の一言で、ちょっと表情を硬くしました。
同時に私も緊張してきます。

いつも通り、もしもし(聴診器)をして、あーん(喉を見る)して、
慎重に息子の首を触っていきます。

「一応、血液検査もしておきましょう」

あまり検査をしない先生が言いましたが、
この時はまだ、それくらいはするよねくらいの気持ちでした。

 

院内でできる検査なので、詳細ではありませんが、
炎症値や白血球の数など、基本的な数値は見ることができます。

検査結果は、先生の予想よりは良いものだったようですが、
念のため詳しい検査も受けておこうということになり、
検査機関にもお願いすることになりました。 

 

この時、毎晩のようにお腹が痛がることも伝えていましたが、
日中は平気なことと、もともとがお通じが良くなく、
お腹が比較的弱いコで、風邪をひいて熱を出すと腹痛を起こすことが多かったので、
腸の働きが悪くなっている可能性もあるということでした。

もちろん、ちゃんとお薬はいただき、
この時点ではリンパ節炎という診断でした。

 

 


詳しい検査結果にビックリ

 
次の日、詳しい検査の結果を聞きに再び病院を訪れましたが、 
内容はビックリというか、マジで!?というか
かなり、心配になるものでした。

 

息子は肝臓の数値が良くなく炎症を起こして、

肝臓が腫れている状態でした。

これが腹痛の原因だったんです!! 

 

その時の息子の状況は、腹圧や衝撃が加わると、
破裂する恐れがあるという、とっても大変な状況でした。

また、病名も肝臓が腫れていることから、
リンパ節炎から伝染性単核球症に変わりました。

➜伝染性単核球症についてチラっと書いてある記事はコチラ

そして、ここから息子の療養生活がはじまりました。

 



突然聞いたことのない病名を告げられ、
自分が経験したことない症状が子供に見つかれば、
不安にならない親はいないですよね。

 

親なんだから弱音を吐くなって人もいますが、
私は吐いてもイイと思います。

子供に見えない、聞こえない場所でならですけどね。
小さな子供から見れば、 親はスーパーマンくらいに感じているでしょうが、
普通の人間ですからね・・(笑)

どっかでガスを抜かないとです! 

 

 


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