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リンパ節炎で入院する場合はどんな時? [リンパ節炎の種類・治療法]

リンパ節炎で入院したという話を聞くこともあれば、
そのまま自宅療養で治る人もいますが、
一体、何が違うんでしょうか? 



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 入院になるケースとは?


 

リンパ節炎は種類にもよって治療方法が違います。
また、 入院となるケースもさまざまで、
コレだから入院!とは、言いきれない部分もあります。

ですから、こういう感じだと入院になるんだなくらいで、
参考程度に見てくださいね。

 

リンパ節炎だけに限りませんが、症状が強く表れている場合
入院になるケースがあります。
例えば

リンパ節の腫れでリンパの痛みが強い
高熱が続いて衰弱している

などです。
特に体力のない子供などは、入院になるケースが多いです。
衰弱していると、体のほかの部分にも影響が出ている可能性がありますからねー。 

 

また、リンパ節炎と似たほかの病気を疑われた場合も、
入院になるケースがあります。
川崎病が代表的です。

川崎病の場合、早く治療を開始することが、かなり重要なので、
疑いアリの時点で、治療を開始していくこともあります。

担当する医師からは、川崎病の疑いアリなのでときちんと説明があると思います。
川崎病は、子供(特に4歳以下)がかかる病気ですので、
大人の場合はコレには該当しません。

 

ほかには、リンパ節の腫れと発熱以外に、
腹痛などを訴えている場合も入院になるケースがあります。
うちの息子の場合は、伝染性単核球症と病名がハッキリしてからでしたが、
病状が回復傾向にならず、酷くなるか横ばいの場合は、入院と言われていました。

 

伝染性単核球症で気をつけなければいけない話はコチラ  

 

これは素人の見解ですが、血液検査の数値が良くなかったり、
痛みが強く表れている場合は、入院しながら検査になるのかなーとも思ってます。

 


 生検で入院?





生検が必要になる場合も入院になることがありますね。

私自身、リンパ節炎ではありませんが、脇の下のリンパにしこりを発見して、
大きな病院で生検を受けたことがあります。乳がんなどを疑っての受診・検査でした。

ほぼ良性で心配なら生検しますという程度だったので、
私が行ったのは針生検でした。

感想としては、結構痛かったです。
普段、針を刺さない場所に刺すので、それなりに抵抗はありましたが、
検査自体はすぐに終わるもので、そのまま家にも帰れます。 

 

針生検は簡単な検査ですが、検査する細胞サンプルが少ししか取れないので、
確定できない場合は、切開する生検になることもあります。

最初から切開になることもありますが、これは医師の判断次第ですね。

切開する生検の場合は、入院する必要があります。
切る場所によって、局所麻酔、全身麻酔が選ばれますが、
どちらにしろ麻酔は必須です。

手術という形になるため、尻込みしてしまう人もいるでしょうが、
きちんと検査すれば、不安も解消されますし、
最悪の事態になったときにも、治療を早く開始できます。

 

手術というとリスクを考える人もいますが、
リンパ節の生検は、取り出す場所にもよってリスクが変わってきますので、
そこは、主治医や執刀医の説明をきちんと聞いてくださいね。 

 

 




だいたい、リンパ節炎での入院は1週間以内に退院になることが多いようです。
お子さんの場合は、親御さんも心身ともに大変ですが、
親子で頑張っていきましょう!

 

大人の場合、具合が悪いときは考えられませんが、
ユックリ休養できる機会だと思い、ダラダラしてください(笑)
元気になってくると暇ですけどね。 

 

【関連記事】 

リンパ節炎の種類・症状・治療法その1はコチラ

リンパ節炎の種類・症状・治療法その2はコチラ

川崎病の症状や気をつけるポイントはコチラ 

 


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リンパ節炎の種類その2 治療方法が違うってホント? [リンパ節炎の種類・治療法]

前回は、化膿性リンパ節炎とウイルス性リンパ節炎についてお話ししましたが、
今回は、その他のリンパ節炎についてお話しします。

その他っていうと、なんだか大したことないように聞こえるかもしれませんが、
多くの人がなるリンパ節炎ではないというだけで、
ツライことには変わりありません。
 


 
① 細菌性リンパ節炎

名前のとおり細菌が原因のリンパ節炎になります。
原因となる主な細菌ですが、
ちょっと怖いなーと思う名前の細菌も並んでいますが・・・

黄色ブドウ球菌
化膿レンサ球菌
梅毒トレボネーマ(梅毒)
ブルセラ属菌(ブルセラ症)
ペスト菌(ペスト)
バルトネラ菌(猫ひっかき病)
野兎病菌(野兎病)

ビックリする名前の細菌もあるでしょ?
しかし、これらの感染経路は傷口などからですので、
手洗いや消毒をきちんとすることが、大事ですね。

 

例えば、猫ひっかき病なんていうのは、わかりやすい例のひとつです。
猫にひっかかれた場合、その時は大したことなくても、
きちんとすぐに洗浄・消毒をしなければいけないと言われています。

我が家にも猫がいますが、時間が経つと腫れるんですよ!
これはバルトネラ菌が原因です。

ですから、手洗いや消毒といったことは、
細菌性リンパ節炎を予防する意味でも、とても重要だと考えています。

 

また、細菌性リンパ節炎は酷くなると化膿性リンパ節炎になります。
治療方法は化膿性と同じく、抗生物質での治療になります。
しかし、猫ひっかき病が原因でリンパ節が腫れた場合は、
抗生物質はあまり効果がありません。 

 


 

② 結核性リンパ節炎 

現代では治る病気の結核ですが、できれば感染したくない細菌のひとつですね。
結核性リンパ節炎の症状は特徴があって、

うなじの辺り
顎周り
縦隔リンパ節 (左右の肺の中心あたり)

この3か所が腫れやすいと言われています。
だいたいは2~3cm程度の大きさですが、
痛みがない場合もあることから、リンパ節炎ではなく、
ほかの病気も心配になるかもしれません。

 

また、症状として深刻なのは、縦隔リンパ節の腫れが酷くなっていくと、
咳や痰などの症状のほかにも、急性無気肺といって、
呼吸困難や胸部圧迫感などの深刻な症状を引き起こす場合もあります。

ほかにも、気道が閉塞する閉塞性肺炎が起こると、
動悸や息切れなどが激しくなり、 体を動かすことに支障が出ることもあります。 

 

結核性リンパ節炎は、細菌性のリンパ節炎とは違い、
抗生物質では効果は期待できません。
肺結核の治療と同じく、抗結核剤での治療がメインになります。

様々な抗結核剤を合わせながら治療していくことになるんですが、
半年~1年は薬の服用を続けなければいけません。

しかし、その間に結核性リンパ節炎の症状は良くなり、
健康そのものまで体調が回復するかもしれません。

そこで、大丈夫だろうと安易に薬の服用をやめてしまうと、
体内の結核菌が薬に耐性ができてしまう恐れがあり、
次回、結核菌が原因の病気になったとしても、
薬が効かなくなる可能性もあります。

なので、自己判断せずに、
必ずお医者さんの指示に従ってくださいね。

 

 




③ 亜急性壊死性リンパ節炎

 

私の友人がかかったこともあるリンパ節炎です。

➜友人が亜急性壊死性リンパ節炎で苦しんだ6ヶ月の話はコチラ

 

亜急性壊死性リンパ節炎は、
別名『組織性壊死性リンパ節炎』 や『菊池病』とも言われています。

ほかのリンパ節炎は原因がハッキリしているのに対して、
亜急性壊死性リンパ節炎は、原因が不明です。

医療従事者であれば別ですが、原因不明と壊死という言葉で、
ものすごく大変な病気じゃないか?とか、治らないんじゃ?とか、
不安に思われるかもしれませんが、ちゃんと治ります!

 

ただ、症状はその他のリンパ節炎よりも辛く、
これといった治療薬もないことから、完治までには時間がかかります。
また、治ったと思ってもまた症状がでることもあり、
完治の目安は3ヶ月と言われていますが、それ以上かかることも珍しくありません。

なので、治らないからといって、深刻に受け止めないようにしてくださいね。 

 



【関連記事】
 
 
 
 

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リンパ節炎の種類その1 治療方法が違うってホント? [リンパ節炎の種類・治療法]

もとは私も知らなかったのですが、
リンパ節炎って種類によって治療法が違うらしいです。

なので、あれ?○○さんのうちのコは○○って薬もらったのに、
どうしてうちのコは貰えないんだろう?

と、種類を知らないままだと不満に思うこともあるかもしれません。
お医者さんへの不信感は、治療に対しての積極性が減少してしまうので、
もし、それが勘違いだったとしたら、お子さんの為になりません!

私のわかる範囲で、種類別の一般的な治療法をご紹介しますので、
少しでも参考にしてもらえると嬉しいです。

 



① 化膿性リンパ節炎

 

名前の通り、腫れているリンパ節の部分が化膿し、
膿を出してしまう状態のリンパ節炎のことです。

化膿性リンパ節炎は細菌性で、ブドウ球菌や溶連菌などが起こすリンパ節炎です。
小さいお子さんがいる家庭なら、耳にしたことがある細菌名ですよね。
これらの菌がリンパ節にに入り、白血球との戦いに勝利してしまうと、
リンパ節の腫れがひどくなり、化膿してしまうんです。

また、化膿性リンパ節炎になってしまうと、熱が高くなる傾向があります。

 

子供は大人に比べて抵抗力が弱いので、
化膿性リンパ節炎になることも多いですが、
化膿性には抗生剤の投与が効果を表します。

もし、リンパ節の腫れが強く、食事などがとれない場合には、
点滴での栄養補給もあります。
 


 
② ウイルス性リンパ節炎 


ウイルス性リンパ節炎も子供がかかる事が多いリンパ節炎のひとつです。

ウイルスの種類は 

EBウイルス
サイトメガロウイルス
風疹や麻疹ウイルス

などが多いと言われています。
上記のウイルスも幼稚園や保育園ではよく聞くウイルスですよね。

一般的に化膿性などに比べると、症状は軽いと言われますが、
そのコそのコによって違いますので断言はできません。

そして、治療法はインフルエンザウイルスなどと違い、
対処療法しかないのが現状です。
我が子が苦しんでいるのに、対処療法しかないというのは、
親として切ない部分ではありますよね。

さらに、ウイルス性リンパ節炎の場合、EBウイルスによる、
伝染性単核球症にも気をつけなければいけません。
詳しくは下の記事を読んでみてください。

➜うちの息子も経験している伝染性単核球症のお話しはコチラ 

ちなみに、伝染性単核球症も対症療法しかありません。

 



子供ができてビックリしたことは、本当にいろいろな病気になるということです。
きっと、自分もそうだったんだろうと思うんですが、覚えてないですしねー。

 

また、次の機会にその他のリンパ節炎もお話ししようと思います。 

 

【関連記事】

➜細菌性・結核性・亜急性壊死性リンパ節炎の症状と治療についてはコチラ 

 

 


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